防災炊き出し・防災器具取り扱い訓練を実施しました!

 7月5日、グループホームひだかの里において、南海トラフ地震に備えた防災炊き出し・防災器具の取り扱い訓練を日高クリニックと合同で実施しました。

 

 当日は雨天のため、場所を屋内に変更し、10時に地震が発生したとの想定で訓練開始。男性職員が防災備品のある倉庫に走り、福祉避難所として日高村から支給されている小型発電機や灯光器のほか、防災テントやトイレ用のプライバシーテント、ガスコンロ、テーブル、鍋、やかん、食料などを運び出しました。初めて広げるテントに多少手こずりましたが無事設置できました。パック米は、水から作る方法とお湯から作る方法で比較してみました。水を入れて作ったパック米はパックに付着してなかなか取りづらいことが分かりました。パックを温める水は、備蓄用の水のうち、ちょうど消費期限が来て飲料には使えない水を有効活用し、6リットルの水が沸くのに40分ほどかかりましたが、1パックで2個のおにぎりを作りました。そのほかラーメンや缶詰を職員みんなで試食し、入所者さんにも提供し防災食を体験していただきました。

 

 今回の訓練では、コンロの形状によってやかんの大きさが合わずコンロから煙が出たり、テーブルが食料でいっぱいになって作業がしづらかったりと、実際にやってみて分かったことがたくさんあり、とても貴重な訓練となりました。なお、今回使用したテントやガスコンロ、携帯充電ラジオは、今年1月に退職された元看護師長の矢野道恵様からの寄贈品です。おかげさまで充実した訓練を行うことができました。今回の経験を次回に生かし、今後も繰り返し訓練を行う必要性を職員全員が実感しました。

2018年07月05日