子どもの病気

子どもの病気について情報を掲載しています。

◆感染症とは?
 子どもは感染症をくり返して強くなっていきます。
 感染症というのは、ウィルスや細菌といった病原体が身体の中に侵入して増殖し、いろいろな症状を起こす病気のことを言います。人から人へ伝染する感染症など、様々な感染症の要因があります。
 大人の身体は病原体など異物が体内に侵入した場合、その異物を攻撃し、排除する免疫が備わっていますが、子どもの身体では自分で抗体をつくる能力が未熟なため、この時期に色々な病気にかかりやすくなります。
 子どもの時期に色々な感染症に何度もかかることで、子ども自体の免疫能力が強くなり、丈夫になっていきます。

◆感染症予防のためには?
 子どもは感染症をくり返して丈夫になっていきますが、感染症の中には、重傷になり、身体に大きな負担となるものもあります。感染症を防ぐために、しっかり予防活動もしていきましょう。

 ○予防接種があるものは受けておきましょう!
 ○うがい・手洗いはしっかり行いましょう!

●はしか(麻疹)・・・
麻疹ウィルスがのどや鼻から入って感染する病気です。感染力が強く中耳炎・肺炎・気管支炎などの合併症の危険を伴います。ごくまれに脳炎を併発することもあります。こどもがかかりやすい病気の中では症状が重く、予防が必要な病気の1つです。
高熱が続き、風邪に似た症状と白い口内炎ができます。その後、赤い発疹が全身に広がり完治までは2週間ほどかかります。

●ふうしん(風疹)・・・
風疹ウィルスの飛まつ感染によって起こる病気です。麻疹と似ていて、麻疹より症状が軽く3日ほどで治ることが多いため「三日ばしか」とも呼ばれています。
風邪に似た症状と、軽い発熱、多少かゆみのある発疹が出て、リンパ節が腫れるのが特徴です。
熱があるときは、氷枕などを使って冷やし、しっかり水分補給をしましょう。

●突発性発疹(とっぱつせいほっしん)・・・
生後4ヶ月から1歳くらいまでの赤ちゃんに多く、突然38~40度の熱が出て、2~4日続いた後に、熱が下がるとほぼ同時に赤い発疹が出ます。かゆみもなく、高熱が出るわりには機嫌が良く食欲もそれほど落ちず元気ですが、軽い下痢をしたり、咳などの症状が出る場合もあります。
高熱時は水枕や保冷材を使って冷やし、水分補給をしっかり行いましょう。

●インフルエンザ・・・
感染者のくしゃみや咳によって飛び散ったインフルエンザウィルスに感染することによって起こる病気です。潜伏期間が1~3日と短く、かなりの勢いで感染が広がり、全国的に大流行を引き起こします。ウィルスはA・B型が主で、いずれの場合も高熱を出し、咳、のどの痛み、鼻水、頭痛、筋肉痛、関節痛のほか、消化器系の症状などが強く出て、入院が必要なほど重症になる場合もあります。
発症後48時間以内にインフルエンザと診断がつけば、有効な抗ウィルス剤が使われます。疑わしい時はすぐに病院に行きましょう。
受診後は、安静にして、食べやすく栄養のあるものをとりましょう。熱が下がらず咳や痰がひどくなったり、嘔吐・下痢をくり返すなど全身症状が悪化した場合は病院に再受診をしましょう。

●水疱瘡(みずぼうそう)・・・
水痘ウィルス、帯状疱疹ウィルスに感染して起こります。発疹とともにかゆみをともなう小さな水疱が身体中にできます。潜伏期間は2~3週間で、1度かかると一生免疫ができます。感染力が強いので、兄弟・姉妹が感染するとほとんど感染します。身体に出来た水ぶくれはつぶさないように気をつけ、水分補給をこまめにとりましょう。人にうつるので、外出等はひかえるようにしましょう。

●ロタウィルス感染症・・・
ロタウィルスが口から入り、胃腸の粘膜に感染して急性胃腸炎が起こります。0~1歳児に多く見られ、乳児嘔吐下痢症とも呼ばれます。発熱し、嘔吐、下痢をくり返します。特に乳幼児は急速に脱水が進むので、水分補給が重要です。水分も1度に与えると吐きやすいので、ゆっくり少しずつ与えましょう。
下痢をくり返しますので、おしりが痛くなったりします。オムツ交換の際はぬれた脱脂綿で拭いたり、流水やシャワーで流すなど清潔にしましょう。

●手足口病(てあしくちびょう)・・・
春の終わりから夏にかけて流行する夏風邪の1つです。名前の通り、手のひらや足の裏、口の中に平たい米粒状の水疱ができる病気です。手足やおしりにできる水疱はかゆみはありませんが、口の中の水疱は破れて痛みがでます。そのため、食欲がなくなったり、機嫌が悪くなったり、よだれが多く出たりします。
口が痛いので刺激のある食事は避けましょう。水分補給も十分行い、口の中や肌を清潔に保ちましょう。

●溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)・・・
春と秋から冬にかけて流行します。溶連菌という細菌によって起こる病気で、38~39度の高熱が出て、のどが真っ赤になり激しく痛みます。身体に赤い発疹が出て、舌がいちごのように赤くブツブツになることがあります。
診断後、すぐに抗生物質の服用を始めれば、症状は1~2日でよくなりますが、細菌は身体に残っていますので自己判断で薬をやめると、いったん回復した後、急性腎炎やリウマチ熱などの二次感染症を起こすこともあります。
のどが痛いときは、暑いもの、酸っぱいものなど刺激のあるものは避け、刺激の少ない食事をとるようにしましょう。

●おたふくかぜ・・・
おたふくかぜは流行性耳下腺炎とも言われ、ムンプス(おたふくかぜ)ウイルスの感染による耳や顎の下の腫れと強い痛みが特徴です。
おたふくかぜそのものに効く薬はありません。安静にして自然に回復するのを待ちましょう。腫れている部分を冷やすと痛みがやわらぎます。子供によっては温めたほうが楽になる子もいるので、その子に合わせた対応をしましょう。
おたふくかぜにかかると合併症を引き起こしやすく、重症になる危険性もあります。熱が長引いたり、再び発熱したり、頭痛、嘔吐があるときは急いで病院を再受診しましょう。

●ヘルパンギーナ・・・
春の終わりから夏にかけて流行します。1~4歳くらいに多い病気で、突然高熱が出て、のどが痛み、のどの奥に水疱が出ます。のどの痛みのため食欲がつらいですが、おかゆやプリン、ゼリーなどのどごしの良いものを与え、水分をしっかり補給し安静にしていれば自然と快方に向かいます。
高熱が続いて体力の消耗が激しいときは、解熱剤などを使用しましょう。