令和8年 院長年頭所感
明けましておめでとうございます。皆様のおかげで今年も無事に新しい年を迎えることができました。日高クリニックは平成8年に仁生会のサテライトクリニックとして日高村に開院して、今年で30年。30年の詳しい歩みは別の機会に譲ります。最初は外来のみのクリニックでしたが、村民の要望もあり、順次介護施設を併設して今に至っています。
昨年は、日高クリニックの理念にもあるように、地域のニーズに合ったプライマリケアと医療連携、在宅介護、在宅医療を提供すべく職員一同頑張りましたが、想定通りには患者さんが戻ってくれませんでした。人口減少、少子高齢化の進行だけが原因ではありませんが、魅力的な仕事やキャリアアップの機会もあまりない状況では、若者は高知市や県外に流失していきます。平成8年開院時の日高村の人口は6300人でしたが今は4700人まで減少しています。職員の頑張りだけではどうしようもできない状況に来ていることは確かです。
今年は午年(うまどし)、干支は丙午(ひのえうま)。午は成長や成功、繁栄のシンボルとして縁起が良いものとされています。丙午になると「火」を意味する「丙」が合わさり、「情熱的で強い意志を持ちながら、激しさや変化を伴う」といった意味合いを持つ年とされています。
僕の大好きなことわざに「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。昔中国の塞翁という人が飼っていた馬が逃げたため人々が慰めに行くと、「このことが幸いを呼ぶかも」と悲しむ様子はありませんでした。その後逃げた馬が立派な馬を伴って戻ってきたということです。
現在の日高クリニックの現況は心配がないとは言えません。受診された患者さんや施設利用者に最適な医療を提供することで、長期的には幸運に繋がると信じて、目の前の出来事に一喜一憂することなく充実した一年にしていきたいものです。
最後になりますが、この新しい年がより良き年になるように祈念しまして、年頭の挨拶とさせていただきます。


